わたしたちの健康読本48 心臓の病気
10/20

わたくしたちの健康読本4. 不整脈 心臓は電気刺激によって規則正しく拍動しています。拍動の司令塔は右心房の上部にある洞結節(ペースメーカー)で、その刺激は房室結節を経て、ヒス束、右脚・左脚に伝わり、心室の筋肉を収縮させます(図6)。この電気経路の異常によって、拍動のリズムに乱れが生じるのが不整脈です。 不整脈には、「脈が飛ぶ」「脈が速くなる」「脈が遅くなる」の3つのタイプがあります。診断には、通常の心電図検査に加え、24時間連続で記録できる心電計(ホルター心電計)を装着することもあります。通常の生活をしてもらい、どのような種類の不整脈がどのくらい起きるかが分かります。症状(発作)があった時に押すスイッチも付いています。10不整脈 図6 心臓興奮の電気経路資料提供:セントジュード 心房房室結節ヒス束脚洞 結 節(自然のペースメーカー)プルキンエ線維

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です