わたしたちの健康読本48 心臓の病気
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わたくしたちの健康読本① 大動脈弁狭窄症(だいどうみゃくべんきょうさくしょう)② 大動脈弁閉鎖不全症(だいどうみゃくべんへいさふぜんしょう) 大動脈弁がきちんと閉じないため、いったん大動脈へ送られた血液が左心室に逆流し、全身への血液供給量が低下します。弁の肥厚や硬化といった加齢変化以外に、弁の付着部位である大動脈の拡大(大動脈瘤など)も大動脈弁閉鎖不全症の原因となります。③ 僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう) 左心房と左心室の間にある僧帽弁が十分に開かないため、左心房、さらに上流の肺に血液がうっ滞します。息切れ症状が特徴で、心房細動という不整脈も出やすくなります。ほとんどが小児期のリウマチ熱という細菌感染症によるもので、近年は激減しています。16弁膜症 左心室と大動脈の間にある大動脈弁が十分に開かないため、全身への血液供給量が低下します。ポンプ機能を担う左心室は全身への血液量を確保しようと、より強い力で収縮をするため心臓が肥大してきます。病状が進むと、息切れ、胸痛、失神が起きます。

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