わたくしたちの健康読本<糖尿病>49
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    わたくしたちの健康読本糖尿病という病名からは「尿に糖がでること」が重要に思えますが、尿に糖がでるのはあくまで血糖値が上昇した結果として、過剰なブドウ糖が尿に排泄されたものです。糖尿病の診断はあくまで血糖値の上昇を証明することが必要です。② 症状 糖尿病は重症になるまで全く症状がないことがほとんどです。したがって、健康診断などで症状のないうちに糖尿病の早期発見に努めることがとても大切です。高度の高血糖が持続すると、尿に多量のブドウ糖が排出され、「のどの渇き(口渇)」「尿がふえる(多尿、頻尿)」があらわれ、この状態が継続すると、からだから重要な栄養素であるブドウ糖が失われるため「体重減少」がおこります。このようなときはかなり病状が重篤です。後述しますが、糖尿病では様々な全身の合併症がおこります。それらの合併症による症状で悩まされることもあります。眼底出血による視力低下や、腎臓機能が低下してひどいむくみが出ることもあります。体重の減少のどの渇き6

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