健康読本_51
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合併症による使い分けと薬物相互作用 糖尿病、脂質異常症、腎臓病、心臓病、脳血管疾患、高尿酸血症、閉塞性動脈硬化症、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、前立腺肥大症などの合併症や透析中、妊娠中は、降圧薬によって向き不向きがあります。また、降圧目標値も合併症により異なるので、他疾患で複数の診療科や医療機関にかかる場合には主治医にお薬手帳を提示し、よく相談する必要があります。また、抗炎症薬(痛み止め、解熱薬)、胃薬、抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬、漢方薬、サプリメントなどとの併用で、それぞれの薬の作用が減弱したり増強したりすることがあります。自分で民間薬や配置薬、サプリメントを使用するときは注意が必要です。降圧薬の減量と中止 血圧には季節変動があり、夏季に低下する場合は一時的に降圧薬を減量する場合があります。また、生活習慣の改善で降圧薬を減量あるいは中止可能になることもありますが、個人の判断で内服を止めてしまうと、急に血圧が上昇し危険な状態になることがあるので、主治医の指示に従って慎重に行うようにしましょう。服薬は主治医の指示に従って慎重に11降圧薬による治療

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