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日本の製薬会社の創業能力の低下 ―国は創薬の開発に多額の補助を―


最近、日本で発売される薬の約8割近くが外国製薬会社の開発した薬です。日本の大手製薬メーカーは日本における代理店にしかすぎません。

2000年において日本の医薬品輸入額は約5,000億円。医薬品輸出額は、約3,000億円でしたが、分子標的薬が積極的に輸入されるにあたって、10年後の2010年には輸入額は約1.7兆円。輸出額は約4,000億円。現在の輸入額はもう既に2兆円を超えていると思われます。

毎年約1.5兆円の公的医療費が外国の製薬企業に吸い上げられています。その勢いはすさまじく、今後、年間2兆円-3兆円が外国製薬会社に流れていきます。
日本の創薬能力の著しい低下で先発医薬品のほとんどが外国製薬企業である現状を考えると、日本の皆保険を崩壊させないためにも新薬の開発に国が本気で補助金を出して、安価な新薬を国民に提供することは、国として大切な役割のように考えます。