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医療関係者とSNS ―職場、学校での注意喚起―


Twitter、Facebook、LINE などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が広く普及するにつれ、誹謗中傷やルールを逸脱した内容の発信が炎上し、社会的な問題となっている。仲間内だけの発言や、ちょっとした自慢のつぶやきが外部に出てしまい、意図せず加害者や被害者になることがある。

特に医療関係者が仕事のエピソードや愚痴をつぶやくことは大変危険である。病院の社会的評価に傷をつけたり、患者情報などが漏れて問題化した場合に、情報を消すことはできず、その対応は困難で被害は拡大する。そのため医療関係者は相当覚悟してSNSを使わないといけない。

SNSを利用する際には、何を発信するかではなく、何を発信するべきではないのかという事が重要である。利用時のマナーやルール、またトラブルを避けるための注意喚起を職場で行うだけではなく、医学部や看護学校での学生向けSNS講座が必要であると思われる。