医療とICT ―将来を見据えて、広い視野で―
最近、医療におけるICT(情報通信技術)導入の推進ということを、良く耳にします。分野としては、医療連携、遠隔支援、救命救急支援、PHR(Personal Health Record)利用の健康維持促進などが候補に挙がっています。
これからの超高齢社会、限られた財政で手厚い医療を行うために「ICTを活用した低コストで高品質な医療」という方向性は、多くの懸念や問題を抱えつつも、なお魅力的で有望に見えます。すでに多くの企業がこの分野へ参入し、顧客と利益を囲い込もうともしています。
医療におけるICT利用の枠組み作りにおいて、良い医療と患者さんの権利を守る立場から、また連携を地域から広域へ拡げていけるオープンなプラットフォームを実現させるためにも、我々は積極的に関わっていく必要があると考えます。