子供の貧困 ―子供の医療費窓口無料化―
先日、町の保健予防連絡会で、子供の医療費の自動償還支払いから窓口無料化へという話合いがなされ、その方向で行くことになりました。県下ではすでに14町29村が窓口無料化になっているそうです。
私自身の意見では、自分の(あるいは)子供の医療費がどれほどかかっているかを知ることは必要と考えていましたので、窓口無料化は反対してきました。しかし、確かに子供をとりまく環境は急速に変わってきています。メディアもあまり報道しませんし、私たち自身もあまり知ろうとはしませんが、日本の子供の相対的貧困率はOECD諸国20ヶ国の中でアメリカ、スペイン、イタリアに次いで4番目です。貧困大国アメリカとあまり変わらないくらい日本の子供の貧困は深刻です。そう考えると窓口で支払うお金を持ち合わせていない親がたくさんおられる現状を見つめれば、子供の医療費窓口無料化が社会的に必要なくらい、格差社会が急速に進行している現状を受け入れる時がきているのかもしれません。