子どもの選挙権・少子化対策案として ―世界が経験したことのない少子化に備えて―
現代の日本社会の病巣の根源を正さなければ、将来を担う最も大切な人的資源の減少を食い止める術はなく、延いては我が国の国力の衰退にも繋がりかねない事態である。
県医報7月号若里だよりに出生数低下への強い警鐘と危機感の表明がみられた。非常に重いお考えである。いま、選挙制度を振り返るに、日本人が愚直に行ってきた選挙制度そのものが少子・高齢化を、助長してきたのではないか?と思う。議員は、有権者の投票により、決定される。有権者の意思は、議員の政治行動に色濃く反映される。ますます多数派を占めるおじいちゃんおばあちゃんが入れてくれた票はますますおじいちゃんおばあちゃんに還元される。新生児、乳児、幼児、児童、18歳未満の高校生には、選挙権は付与されない。選挙弱者と言える。
少子化を、止めるためには、選挙弱者に、一票を付与することが、少子化のない民主国家創設への近道と考える。人は、出生届提出とともに、選挙権を持つことになる。ただし未成年であるから、その一票を、18歳になる日まで親に権利の管理を付託する。親権を持つ親が票の権利を行使する。親は子供のことをより考えてくれる立候補者に、投票する。究極の分かりやすい少子化対策になると思う。公職選挙法に抵触する提案ではあるが、世界が未経験に臨む日本の少子化対策になるのではないか。…もちろん自治体特区としてお試しから…