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―温水洗浄便座(シャワートイレ)でないと用が足せない―

温水洗浄便座(シャワートイレ)―温水洗浄便座(シャワートイレ)でないと用が足せない―


 1982年、「お尻だって洗って欲しい」とのテレビCMとともに一般に認知されるようになった温水洗浄便座(TOTOのウォシュレットの方が通りがよいが、以下シャワートイレと表記させていただく)だが、日本における普及率はめざましい。2018年3月に内閣府がまとめた調査によれば、2人以上世帯の家庭の普及率は80.2%である。全く個人的な話で恐縮だが、筆者はシャワートイレでないと用が足せない、正確に言えば用を足したくない。従って外出した折に用が足したくなるとシャワートイレを探し回る羽目になる。しかし、最近はどこにいっても以前ほどは困らなくなった。コンビニを含め多くの施設でシャワートイレが設置されているからである。しかし文化の違いなのか宣伝、広告の不足なのか、海外での普及率はさほどでもないため、星付きのホテルでもシャワートイレでない場合がほとんどである。海外旅行に行った時にシャワートイレが設置されていないとそれだけで不満である。私のようにシャワートイレを求める日本人は非常に多いのではないかと思っているのであるが、実際はどうなのだろう。シャワートイレは便利、快適な上に衛生的であり日本人の気質に合っていると思う。一度使い始めたら止めるのは難しい。今後は海外でもその良さが認識され、急速に普及して行くのではないかと思っている。
                                              広報委員会