TOP > 長野県にお住まいの皆さまへ > 長野県医師会の活動 > 健康トピックス > 小児在宅ケアの充実を目指して

小児在宅ケアの充実を目指して


2018年03月01日

最近の小児在宅が増加する実態を受けて日本医師会と日本看護協会において、小児在宅ケア・小児在宅移行支援の取り組みがされておりますので、ご紹介致します。

産科医療補償制度ニュースからの抜粋です。出生数は減少しているものの救命率の向上から人工呼吸器や胃ろうなど医療的ケアを必要とする子供たちが、NICU等を退院し、在宅で療養するケースが増加しております。こうした子供たちへの支援が求められており、平成28年、児童福祉法等の一部が改正され、医療ケアを要する子どもたちが適切な支援を受けられるようになりました。

現在の最重点課題は担う人材が少ないこととされ、人工呼吸器取り扱い等の実技講習と併せ、その充実が急務です。医療だけで解決できない問題が多く、保健・福祉・教育・保育そして地域行政など幅広い職種の連携が必要であり、それを視野に入れた地域包括ケア充実が求められます。
広報委員会  宮下尚夫