正しい鼻のかみ方
2019年01月01日
RSウイルスに感染した赤ちゃんは、咳がひどくなる前に鼻水がダーダー出るのが特徴です。しかも粘稠で鼻がつまり、鼻呼吸の乳児は呼吸が苦しくて、おっぱいを吸いつけなくなってしまいます。自分では鼻がかめないので、お父さん、お母さんが赤ちゃんの鼻を吸引して下さい。薬局で「鼻吸い器」を購入して使用するのが便利です。鼻の穴に上に向けて吸ってもダメです。顔面に垂直に挿入するのがコツです。鼻閉は、入浴時に湯気をいっぱい吸うと改善します。お風呂で鼻を吸ってあげると、たくさん吸えます。蒸しタオルを鼻に乗せ、暖めるのも効果的です。部屋の加湿も大切ですね。加湿器がなければ、洗濯物や濡れたタオルを寝室に掛けるだけでもよいです。
2〜3歳になると自分で鼻をかめるようになります。ただ「ふん」とするのは案外難しい。「鼻鉄砲」という練習方法があります。ティッシュをちぎって丸め片方の鼻の穴に詰めます。反対の鼻の穴を人差し指で閉じます。口を大きく開けて息を吸い、口を閉じて鼻から息を吹き出します。すると、ティッシュが鉄砲玉のように飛び出します。大切なことは、片方ずつかむこと、口から大きく息を吸うこと、強く一気にかみ過ぎないで、ゆっくり少しずつかむことです。
広報委員会 北原文徳