在宅医療をおすすめします。
2019年05月01日
在宅医療とは病気になった方が、病院や介護施設などではなく、自宅で医師の訪問診察や訪問看護などを受けながら治療を続けることです。住み慣れた自宅で、その方らしく、安心して過ごしていただけます。脳卒中で寝たきりの方や、心臓や肺の病気で寝きりの方で通院が困難な方、そして癌の治療が終わった末期の方などが対象です。そして患者さんご本人がどうしても自宅で過ごしたいという希望を持ち、ご家族の方が自宅で過ごさせてあげたいという気持ちのある方です。特にご家族の介護はとても大変ですので、患者さんを支えていこうという心構えが大切です。在宅医療を受けるには、訪問診察をしてくれる医師を探しましょう。そして24時間対応の訪問看護ステーション、デイサービスやショートステイなどを提供する介護保険の施設が必要です。まず、受け持ちの介護保険のケアマネージャー、病院などの相談員、そして主治医に相談しましょう。国民の約80%の方が病気になったらできるだけ自宅で、最後まで自宅で過ごしたいと希望されています。ご家族の介護は本当に大変な仕事ですが、われわれ訪問医師や訪問看護師がしっかりお手伝いし、お支えしますので、どうか勇気を持って、在宅医療を受けていただきたいと思います。
広報委員会 古川賢一