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人生の最期は住み慣れた自宅で


2020年11月01日

 最近の厚労省の調査では、国民の70%近くの方が「最期は自宅で過ごしたい」と解答しています。病院などの医療機関を望む方は20%以下です。しかし、平成29年に自宅で亡くなられた方は13.2%、医療機関で亡くなられた方は74.8%です。多くの方が「自宅で最期を」という希望を叶えられないまま医療機関で亡くなっています。自宅で最期を迎えるためには、まず、訪問診療をして在宅で最期を看取ってくれる医師が必要です。現在在宅看取りを実施している病院・診療所は県下に156か所ありますので、みなさんの周りにも必ずあると思います。次に24時間、365日対応で、在宅看取りをしてくれる訪問看護ステーションも必要です。これも県内に155か所あります。そして、一番大切なのは「最期は自宅で過ごしたい」という強い希望をあなたが持ち、ご家族がそれに協力してくれることです。「最期まで自宅で」はあなたやご家族に大変な努力が必要ですが、訪問医師や訪問看護師がしっかりお手伝いいたしますので、どうか安心して挑戦していただきたいと思います。
                                                  広報委員会