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ワクチン接種嫌いの日本の方々


2021年09月01日

 日本人はワクチン接種を嫌います。世界一のワクチン嫌いはフランス、第二位はボスニアヘルツェゴビナ、第三位に日本が続きます。
 フランスでは、コロナワクチンの接種義務化政策に暴動まで起きています。一方で各国はこぞってワクチン奨励策も実施しています。
 ワクチン接種の効果はそれが有効な程、可視化されにくくなります。なぜなら、集団免疫の利点で、当人以外の接種していない家族まで、皆が元気でいられるから。この可視化されないというワクチンの効果が、接種への信頼性に影を落としています。
 ワクチン効果はワクチンを中止すると可視化されてまいります。有効率86.2%、とされる子宮頸がんワクチンも積極的勧奨の差し控えから10年の歳月が流れました。ワクチンが有ることすら知らされなかった世代が成人しています。この方達も子宮頸がんに罹ります。接種していない女性が120名いると1人は子宮頸がんになります。
顕著な効果を背景にして、世界中で子宮頸がんの撲滅が話題に上っています。
 ワクチンに反対される方々は、がん発症後にその予防ワクチンがあったことを知ることになってしまった女性に、この点をどのように申し開きをされるのでしょうか?そしてどのような対策を採られるのでしょうか?
参考:2021年、日本産婦人科学会学術講演会
                                                 広報委員会