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骨健診を受けよう


2021年11月01日

骨折は本人だけでなくご家族の生活を一変させます。ひとたび足腰を骨折して歩く自由が失われると人として尊厳ある生活が遠のいてしまいます。大きな事故で骨折するのはまだあきらめもつきますが、普通なら骨折しない程度のことで骨折してしまうのは実に悲しいものです。骨粗鬆症になると躓いて転ぶだけで大腿骨を骨折してしまいます。いつの間にか背骨が骨折して腰が曲がると内臓を圧迫してしまうこともあります。骨粗鬆症は歳を重ねれば生じやすいですが予防・治療できる疾患です。そこで、65歳になったら整形外科などを受診して「骨健診」を受けましょう。血液検査と骨密度検査で詳しくチェックできます。丈夫な骨づくりは健康づくりの根本です。早いうちにご自身の骨の状態を知り生活習慣を改善することで、さらに必要なら骨粗鬆症治療により骨折は予防できます。いつまでも自分の足腰でしっかり歩ける人生を送りたいものです。そのために、「骨健診」を受けることをお勧めします。
                                                  広報委員会